カンバン・リーン・スタートダッシュ!に参加しました

12月18日 (水)に開催されたカンバン・リーン・スタートダッシュ!に参加しました。
このイベントは、「基礎知識の説明〜現場での活用事例によって具体的なイメージを持ち帰り、明日からの現場改善のヒントを考えよう」というもの。
『リーン開発の現場』の訳者である藤原大さんと監訳者の角谷信太郎さんが登壇されました。

少し日が開いてしまったのですが、イベントに参加した時の気持ちを記録しておきます。

「塹壕よりかんばんとリーン」 – 藤原さんのお話

“夢の超特急”が必要とされるが、職能は分かれている(テスターetc)ような現場で「受発注みたいなやり取りがおこらないように、一緒にゴールを目指す」ための仕組みとしてカンバンを導入し、どのようにカンバンを成長させていったのかという、藤原さんの実践事例をメインとしたお話でした。

「良くないから変えてみた」→「少し良くなったけど他の問題が出てきた」→「また変えてみた」

これを、なんというか、実にナチュラルに、自然な事として繰り返して現場をどんどん良くしていっているというのが素晴らしいなあと思いました。
当たり前のように変化(脱皮、かなあ)し続けていくチームってあるようでないと思う。

カンバンの導入についてのお話も心に刺さりました。
変えたいと思ったら変えようとしてはいけない
劇的に変わる、革新的な何かを求めているときの解決策としての提案は長続きしない。
革新的に変えるというのを狙うと、維持が難しいので、「どうやったらコーチがいなくなっても持続していくか」を考える。
育成を考えながら、メンバーの横について教えていく。
「 “とりあえずカンバンをやってみましょう” とはじめてみる。で、やっていくと困っていることが出てきて、それをつぶしていくと加速していく感があった。」という経験談に力をもらえました。
すごく力をもらえた気がする。

<赤線を引きたい言葉>

  • リーンは”心意気の話”なんだろうなあ
  • なんかおかしいと思ったときはおかしい
  • 自然にやりやすい環境
  • スクラムマスターと違い 戦うのではなくずっと一緒にいる

スーパーマンがたくさんいたわけではない普通のチームでの力強い実践事例。
「これが”ふつうの”ソフトウェア開発になるように」自分たちも頑張っていかねばなあ。

「ぼくらはeXtreme Programmingのかけら」- 角谷さんのお話

角谷さん節が炸裂していた。
どんな内容だったかの全体像は伝えにくいのだけれど、心に残ったキーワードを並べます。

  • メンバーがすごいからっていってプロジェクトがうまくいくなんて大間違い
  • 誇りを持って全力で「やりました」といえるかどうか
  • (情熱プログラマを読むと)意識高まりすぎて仕事やめちゃったりすると思うから…(アジャイルプラクティス読もう)
  • わくわくするためにどうすればいいか
  • それを自分のところに持って帰って、どうしたらいいんだっけ?→アジャイル開発の本のどれでも答えてくれない
  • ルールがシンプルだからといってゲームが簡単なわけではない
  • XPは”ふつう”になったんだ
  • practiceってやるべきことっていうより、やっていること 習慣づいていること
  • 価値の実現のためのプラクティスになってはいけない
  • 価値とプラクティスのマッピングのために原則が必要

“いいことしか書いていないけど、実際のところどうしていいかわからない” 不安を解きほぐすような話がたくさんありました。
どうしたらいいかのわからなさがある、不安で当たり前、という。
そのときの価値判断の基準・原則としてXP(第2版)の原則がすごくいいんだよ、っていう話。
(ああ、XP(第2版)も積んであるままだ…)

“テストファーストって、テストを先に書くのか!”というような「ストンと体に落ちてくる感じ」「頭での理解と体現がつながる感じ」は本当に大事だと思っていて、この気付きの数は読んだ本の冊数よりも大事なんじゃないか、って思うときがあります。
(私はこういうときいつも、ヘレンケラーの「水、これが水なのね」を思い出します)

越えられない壁の話

冒頭に
「アジャイル開発をやってる人、または、知ってる人」
「『リーン開発の現場』を読んだ人、または、買った人」
という質問がありました。
どっちも中途半端に半分ぐらい手を挙げたような挙げないような状態になってました。

現在の自分が

知ってる << !!イマココ!! << [[越えられない壁]] << やってる 買った << !!イマココ!! << [[越えられない壁]] << 読んだ

という状況になっている事を痛感。
少なくても、買った→読んだ の壁は自分の力で超えられるので積極的に本を読む姿勢を作ろうと思います。
(『リーン開発の現場』は今読んでいる途中です)

twitterまとめがありました。@smokeymonkeyさんありがとう。
2013/12/18 カンバン・リーン・スタートダッシュ! #agilesapporo

公式開催報告
[開催報告] カンバン・リーン・スタートダッシュ! #agilesapporo

夜の2時間、あっという間でした。
講演者の皆様、設営してくださった方々、ありがとうございました。

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